【カナダ国籍証明書】日本で出生した子供の市民権Canadian Citizenship Certificate申請方法を丁寧に解説します!


日本語ではカナダ国籍証明書やカナダ市民権証明書と言われているかと思いますが、英語ではCanadian Citizenship Certificate (略してCCC)、フランス語ではCertificat de citoyenneté canadienneと呼ばれています。

申請書類が結構面倒そうです。

ですが日本へ里帰り出産した方やカナダ人の方との間に日本でお子さんを出産された方のために、カナダ国籍証明書の必要書類や申請方法を丁寧に解説していきます!

そして「【カナダと日本の二重国籍の方】カナダへ渡航される方は要注意です!」でも書いた通り、カナダ人の片親の下に生まれた子はカナダ人ですので、なるべく早くカナダ国籍証明書の申請を行いましょう。

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出生地主義と血統主義

日本は血統主義の国で、出生時の国籍取得について、親の国籍を継承する方式を取っています。
日本では国籍法で、父親か母親が日本国民ならば子も日本国民とすると現在は規定されておりますが、以前は父系からの取得しか認められなかったのです。母親が日本人で父親が外人だった場合、以前はその子供には日本国籍は認められなかったのです。
ですが「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」に日本政府が署名したことにより1985年の国籍法改定において、この差別的継承方式が排除され、どちらかが日本人であれば子供にも日本国籍が継承されるようになったのです。これを父母両系血統主義と呼ばれています。
例外的に、日本で生まれ、父母が不明のとき、又は無国籍のとき、日本国籍を取得する原因となる、として出生地主義が用いられます。

 

カナダは出生地主義の国で、国籍取得において出生した国の国籍が付与される方式のことです。
出生地主義は世界各国のうち20%程の国で採用されており、先進主要7か国の中では現在アメリカとカナダが無条件の出生地主義を取っています。その他の国としては、アルゼンチン、ブラジル、アイルランド、グレナダ、ザンビア、パキスタン、バングラデシュ、フィージー等があるみたいですね。
カナダの出生地主義ですが、例外もあるようです。
例えばもし外交官で両親がカナダに行っていた時に子供が生まれた場合、この子供にはカナダ国籍は付与されません。
このリンクから、自分にカナダ国籍があるか否かを調べてみるのもいいかもしれません。

 

カナダ国籍証明書(CCC)の申請必要書類

  1. 申請書
    カナダ国籍証明書(CCC)の申請書はApplication for a Citizenship Certificate (adults and minors) CIT0001を使用します。
    英語版CIT0001仏語版CIT0001があります。
    申請者はお子様の親ではなく、新生児でもお子様が申請者となります。
    そして一番最後のページの署名ですが、14歳以上はお子様が上欄に署名をし、14歳以下は片親が下欄に署名を入れます。
  2. 写真2枚
    縦7cm×横5cmで背景は白から明るいグレーで撮ります。写真の裏には写真を撮った日付と写真屋さんの住所を英語もしくは仏語で記載。プロの写真屋で撮ることを推奨されていますが、写真のサイズと背景等の条件が満たされていれば証明写真機でもOKです。
    写真の詳細な条件についてはこちらから確認してください。
    お子様の写真ですが、新生児や幼児の場合、写真屋や証明写真機で写真を撮るのは至難の業。
    この場合は家でベビー用の椅子や床の上に白いシーツを敷き、その上に子供を乗せて写真を撮りましょう。
    その撮った写真を写真屋さんで7cm x 5cmになるように現像してもらい写真の裏に上記必要条項とお子さんの名前を書きましょう。
  3. 親のカナダ国籍が証明できるもの
    親の出生証明書(birth certificate / certificate de naissance)が必要です。
    もし親が移民でカナダ人になった場合、カナダ国籍証明書(Canadian Citizenship Certificate)が必要となります。
    これは原本が必要となります。
    ※ちなみに親のカナダパスポートはカナダ国籍が証明できるものとしては不可です。
    もし失くしてしまって手元に無い場合、こちらから用意をしましょう。
    そうでないとお子さんのカナダ国籍証明書申請そのものが出来ません。
    出生証明書(Birth Certificate)を失くされた場合は、生まれた州のVital Statistics Officeにてオンラインで再発行の申請が出来ます。
    カナダ国籍証明書(Canadian Citizenship Certificate)を失くされた場合は、Replacement of Canadian Citizenshipで申請し再発行しましょう。
  4. 出生の公式記録(Official Record of Birth)
    日本で生まれた場合は出生届受理証明書(Certificate of Acceptance of Birth Notification)になります。
    もしくは戸籍謄本(Family Register)でも大丈夫です。
    上記ともに日本語表記証明書ですのでカナダの公用語である英語もしくはフランス語への翻訳も一緒に提出が義務付けられています。
    翻訳については下記をご覧ください。
  5. 身分証明書(Supporting IDs)
    上記の出生の公式記録(出生届受理証明書もしくは戸籍謄本)の他に身分証明書が2点必要です。

    下記が使えるリストです:
    外国のパスポート(例:日本のパスポート)この場合英語表記なので翻訳が不必要です。
    健康保険
    病院やクリニックの診察券
    母子手帳
    病院から発行された出生証明書
    住民票 等です

    上記どれも原本の提出が必要ですが、健康保険やパスポートに関しては、原本提出には抵抗がありますよね。
    その場合、大使館窓口で申請するとその場でCertified True Copyを作ってくれ、すぐに返却してくれます。関東以外でしたら、カナダ領事館でも同様にCertified True Copyを作ってくれるので、領事館へ行かれることをお勧めします。その際3、の親の国籍証明書(Birth CertificateかCCC)も同様にCertified True Copyを作ってもらい、そのCertified True Copyをその他申請書類と一緒に送付しましょう。ちなみにカード型の身分証明書の場合、両面のコピーが必要です。
    そして日本語表記の証明書にはすべてカナダの公用語である英語もしくはフランス語への翻訳も一緒に提出が義務付けられています。
    翻訳については下記をご覧ください。

  6. 申請費用
    申請費用はカナダドル$75です。
    オンラインでの支払いが推奨されています。
    ですがその他に、直接大使館へ費用を支払うこともできます。
    その場合の支払い方法はこちらから確認しましょう。
  7. 返信用封筒
    もし原本を送付する場合、レターパックプラス(赤い510円の封筒)に自分の名前、住所、電話番号を書き半分に折り、申請書類と一緒に送付しましょう。そうすると大使館で受領され、Certified True Copy作成後に郵送にて返却されます。
    カナダ国籍証明書が出来たら証明書を自宅まで送付してもらいたい方も同様に、レターパックプラスを同封しましょう。
    申請用の身分証明書原本を送付し、且つカナダ国籍証明書も発行後自宅まで送付してもらいたい場合は計2通必要となります。
    このレターパックプラスは郵便局やコンビニでお買い求めできます。

翻訳について

申請必要書類4と5で翻訳が必要となります。
カナダ国籍証明書(CCC)の翻訳はカナダパスポートの条件と少し違います。

カナダ国籍証明書の翻訳は家族や親戚による翻訳はNGです。

日本語と英語もしくは日本語とフランス語に精通したバイリンガルの友人や知人にお願いして翻訳をしてもらうことも可能です。
この場合、翻訳者は翻訳書類と一緒に翻訳に間違いがないことをカナダ大使館ないしはカナダ領事館、もしくは公証人役場にて翻訳の宣誓(translation declaration/affidavit)をすることが義務付けられています。これを以て申請書類が完成されます。

友人・知人の翻訳者に翻訳の宣誓で時間と労力を煩わせたくない場合、カナダのCertified Translatorに翻訳を依頼してもいいかもしれません。
カナダ認証のCertified Translatorの場合、翻訳の宣誓が免除になります。
カナダのCertified Translatorはここから探すことが出来ます。
カナダのCertified Translatorの方が翻訳した書類に印(Stamp/Seal)を押してもらったものを送ってもらい、その翻訳書類の元となった書類の原本を一緒にその他申請書類と一緒に提出しましょう。

※ただここでカナダパスポートと一緒にカナダ国籍証明書の申請をする際、注意が必要です。
カナダパスポートの翻訳規定がプロの翻訳家もしくはCertified Translatorの翻訳のみとなりますので、一緒に翻訳する際はCertified Translatorにお願いすることを推奨します。これを守らないと、翻訳書類が却下され、翻訳の再提出を要請される場合があります。

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カナダ国籍証明書の申請方法と受領方法

申請方法は二通りです。

1つ目は窓口での申請です。

この場合東京にあるカナダ大使館の領事部窓口での申請になります。
窓口申請は月曜日から金曜日(祝日を除く)、午前9時半~正午までが申請時間となるので時間には余裕を持って行きましょう。
尚、大使館の休館日はこちらから確認できます。

証明書発行後、カナダ国籍証明書の受領は上記の時間帯の他に午後2時~5時の間でも出来ます。

 

2つ目は郵送での申請です。

日本で郵送での申請をされる際はレターパックプラスを購入し、下記住所宛に送付します:

                  〒107-8503
                  東京都港区赤坂7-3-38
                  カナダ大使館 領事部宛

※領事部を書かないと他の部署へ郵便物が行ってしまう可能性があるので忘れないように明記しましょう。また、追跡番号の付いているレターパックプラスでの送付を推奨します。

カナダ国籍証明書申請から受領まで

必要書類を全て提出し、大使館で受領されてからカナダ国籍証明書が手元に届くまで大体4か月~12か月掛かるようです。

結構かかりますよね。

もし、数か月後にはカナダに行く必要がある場合、国籍証明書が手元につくまでカナダに行くことは出来ないので、カナダ国籍証明書とカナダパスポートを一緒に申請することを強くお勧めします。

ただ、この際カナダパスポートの方が、Full ValidityではなくLimited Validity Passportになることをお忘れなく。

お子さんのカナダパスポート申請については下記記事も一緒にご覧ください!

【カナダパスポート申請】Child Passport Application必要書類と申請方法を丁寧に解説します! 【カナダパスポート申請】臨時であるTemporary Passportの申請方法を丁寧に解説します

 

最後までお読み頂き感謝します。

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