【豆知識】台風はどうやって作られ消滅するの?台風発生のメカニズムについて


台風が多くなる時期に突入してまいりました。

台風は主に夏の終わりから秋にかけて日本列島にやってきますが、大型の台風が上陸すると、強風、大雨、洪水や土砂災害などが起き、時に尊い命を奪ったり社会生活を大きく脅かします。

 

そして昨今では異常気象も多くなり、観測される数値も次々と更新され続けていますよね。

それではどこでどのようにして台風は発生するのかと日本で台風が多い理由をまとめました。

 

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台風とは?

 

台風とは、北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称です。

 

また、台風は上空の風に流されながら移動していきますが、地球の自転の影響で生じる力により、中心に向かって反時計回りに渦を巻き、北上する傾向にあります。

 

北半球では反時計回りですが、南半球では時計回りに雲が渦を巻きます。

 

 

ちなみに同じ熱帯低気圧のうち、北インド洋と南太平洋にあるものは「サイクロン」。

 

北大西洋と北東太平洋の熱帯低気圧のうち最大風速が32.7m/s以上のものは「ハリケーン」。

 

これらの熱帯低気圧が地理的な境界線を越えた場合は呼び方が変わります。

 

海域別の分類 出典:Wikipedia

 

なお、世界気象機関(WMO : World Meteorological Organization)では地理的な領域に関係なく、熱帯低気圧を最大風速により

  • トロピカル・デプレッション(Tropical Depression)(最大風速1m/s未満)
  • トロピカル・ストーム(Tropical Storm)(最大風速2~24.4m/s)
  • シビア・トロピカル・ストーム(Severe Tropical Storm)(最大風速5~32.6m/s)
  • タイフーン(最大風速7m/s以上)

の4段階に分類しているようです。

 

台風はどこで、どうやって発生するの?

 

台風の発生する場所は、日本の南方、赤道に近い南の海上付近でかなり暑い地方の海上で発生します。

熱帯から亜熱帯海域の暖かい海上で、海面温度26.5℃以上で台風は発生すると言われています。

そして大体北緯5℃~20くらいの海上で最も多く発生します。

 

海では強い太陽が照りつけ海水温も上昇し、この太陽の熱エネルギーによって海水が蒸発します。

しめった熱い空気がたちのぼり上昇気流が生まれます。

 

 

太平洋高気圧から吹き出す北東貿易風と赤道越えの南東貿易風等が集まるところでは不安定な空気が集まりやすく、強い上昇気流が生じやすいようです。

出典:beautifullife01

 

すると、まわりからその海面に向かって、渦を巻きながら風が集まってきます。

これが台風の始まり、発生期です。

 

上昇気流によって雲が作られ、雲はグングン高く成長し、積乱雲にまで発達していきます。

海からの水蒸気を蓄えながら成長しもっとも勢いが強くなるまでのことを発達期というそうです。

 

雲が作られる過程で、水蒸気だった気体が水粒に変わり多くの熱を放出しますが、この放出された熱が周りの空気をを温めて、さらに上昇気流を強めていきます。

上昇気流を作るサイクルを繰り返されていくうちに、小さかった空気の渦が大きな渦にまで発達します。

これが熱帯低気圧の発生です。

そしてこの熱帯低気圧が威力を増して発達すると台風となります。

最盛期では中心気圧が最も下がり、最大風速が最も強い期間となります。

出典:beautifullife01

 

台風の目とは?

 

反時計回りで渦巻きのような形をしている台風の中心に穴があいたようになっていて雲の無い空洞部分のことを「台風の目」といいますが、この場所は風が穏やかで雨も殆ど降らず、青空が見えることもあります。

 

台風の中心では空気がとても早く回転しているため、その遠心力によって雲が外にはじき出されてしまうため、台風の目は風がふかない場所になることからそこだけ穏やかになるのです。

 

しかし、目の周囲は最も風雨が強い部分になるため注意が必要となります。

 

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台風はどこでどうやって消滅するの?

 

台風は上空に入った寒気、海水温度の低下、陸上との摩擦で消えるようです。

台風が消滅するには2通りあります:

1)温帯低気圧に変わる

2)熱帯低気圧に変わる

 

台風が熱帯から温帯地方に進むと、上空に寒気が入って勢力を失い、寒気と暖気の境である前線を伴う温帯低気圧に変わります。

このとき、低気圧の中心付近の風速のピークは過ぎていますが、強い風の範囲は広がるため低気圧の中心から離れた場所で大きな災害が起こったり、寒気と暖気の影響を受けて再発達し、さらに風雨が強まり災害が起こったりすることがあるので要注意です。

出典:日本気象協会 JWA

 

 

北に進んで海水の温度が下がり、エネルギーの供給が減ったり、上陸して陸上との摩擦が強まったりすることで台風は弱まります。

上記理由から台風から熱帯低気圧に変わることがあります。

 

ただしこの場合は最大風速が17m/s未満になっただけなので、引続き強い雨風があります。

 

台風が消滅する場所は、日本付近では三陸沖や北海道東方海域へ進んだ時が多いです。

南シナ海や東シナ海を西へ進んだ場合は大陸へ上陸後消滅します。

 

まとめ

 

近年、台風の影響のみならず異常気象により、天候が荒れて各地域で膨大な被害が相次いでいます。

 

そしてこれからの台風シーズン、台風を避けることは難しいですが、いつ来てもいいように備えはちゃんとしておきたいですね。

そして台風が来ると分かったら、正確な情報を常に入手しておきましょう。

 

最後までお読み頂き感謝します♬

 

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