昨年夏に全米オープンに続き、今年1月には全豪で見事優勝を果たし、大阪なおみ選手が世界ランキング1位になったことはまだまだ記憶に新しいです。
そしてその歓喜も冷めやらぬ約半月後、大阪選手は2017年12月からコーチとして就世界ランク68位だった大阪選手を世界女王に育ててくれたサーシャ・バイン氏との契約を解消しました。
そんな中、大阪選手は全豪の次にコーチ不在でドバイ・デューティーフリー・テニス選手権に臨みますが結果はまさかの初戦敗退。
そして2月27日に新しくジャーメイン・ジェンキンス氏(米国)が新コーチとして新たにチームに加入したことをSNS上で公表しました。
そんな新コーチを務めることになったジャーメイン・ジェンキンス氏とはどのような方でどういった経歴をお持ちなのか調べてみました。
何でもあのウィリアムズ姉妹の姉・ビーナス・ウィリアムス選手の打撃コーチ(hitting partner)も務めていた方だそうです。
それでは見ていきましょう!
目次/Contents
ジャーメイン・ジェンキンスのプロフィール

出典:Twitter
名前:ジャーメイン・ジェンキンス
英語名:Jermaine Jenkins
生年月日:1984 年11月20日(2019年2月現在:35歳)
出身地:アメリカ合衆国ジョージア州・カレッジパーク
住居:アメリカ合衆国フロリダ州・ココナッツクリーク
身長:180cm
体重:77kg
学歴:クレムソン大学ビジネス行動科学科(Clemson University)
利き腕:右利き
ちなみに今回大阪選手のチームに加入したのはJermaine Jenkinsさんで、弟のJarmere Jenkinsさんというセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)選手の打撃コーチ(Hitting Partner)を務めているので、混同しそうですね。
今回大阪選手の新コーチとして就任されたのは兄・Jarmaine Jenkins氏です。
ジャーメイン・ジェンキンスの経歴
ジャーメイン・ジェンキンスさんは2003年~2007年にかけてクレムソン大学でテニスプレーヤーとして活躍されました。
クレムソン大学では、キャプテンを務め大学MVPも獲得しています。
大学卒業後はプロのテニスプレーヤーとしてプレーされますが、選手時代の世界ランキングはシングルスで1386位が最高とあまり良い結果は出せず、2017年に現役を引退しました。
身長180cm(大阪なおみ選手と同じ身長)で体重は77キロと、現役時代は比較的小柄な体格でした。
小柄だったがために良い結果に結びつかなかったのでしょうか。
2015年7月から昨年末まで、ウィリアムズ姉妹の姉ビーナス・ウィリアムズ(Venus Williams)の専属打撃コーチ(hitting partner)を務めていました。
Words cannot fully express how grateful for and appreciative of @Venuseswilliams I am. Together with her family and entire team I have been blessed with opportunity, friendship and rich, beautiful, substantive experiences that I am thoroughly enjoying and will forever cherish. pic.twitter.com/1DPjAqhggX
— Jermaine Jenkins (@JermaineJenks11) October 21, 2018
ジャーメイン・ジェンキンス氏が打撃コーチを務めていた期間、ビーナス・ウィリアムズ選手は全豪オープンならびにウィンブルドンのシングルの決勝進出を果たします。
残念ながら結果は双方共に準優勝でしたが、決勝進出は実に14年ぶりでした。
世界ランキングも第5位にランクされる結果を出しています。
このように、一時ケガや病気で低迷していたビーナス選手を4大大会決勝に進むまでに引き上げた能力を認められ、ジェンキンス氏のヒッティングパートナーとしての手腕は高く評価されました。
ビーナス・ウィリアムズ選手に厳しいダイエット療法も課して肉体改造を後押ししたりとテニスの技術だけではなく身体作りまで面倒を見ていたのですね。
ジャーメイン・ジェンキンス氏はビーナス・ウィリアムズ選手の他にゴンザレス・オースティン選手と自身の弟ジャーマー・ジェンキンス選手の指導にも当たりました。
こちらがゴンザレス選手の画像です。

出典:https://www.itftennis.com/juniors/players/player/profile.aspx?playerid=100129034
そしてこちらが弟のジャーマー・ジェンキンス選手の画像です。

出典:Wikipedia
弟のジャーマー・ジェンキンス(Jarmere Jenkins)氏は2017年末からウィリアムズ姉妹の妹・セリーナ・ウィリアムズのヒッティングパートナーを務めており、一時期兄弟でウィリアムズ姉妹と働いていたことになります。
何かの縁ですね!
ですが前述の通りジャーメイン・ジェンキンス氏は2018年末にビーナス・ウィリアムズ選手との契約を解消し、2019年1月にはUSTA(全米テニス協会)の女子テニスナショナルコーチに任命されたことが発表されました。
大阪なおみ選手の前コーチバイン氏もセリーナ・ウィリアムズ選手の元ヒッティングパートナーで、バイン氏が大阪選手のコーチに昇格した流れを受け、米メディアの中からはジェンキンス氏も「彼のキャリアの次のステップに行く準備ができている」と、近い将来プロ選手とのコーチ契約を締結すると予想する声も上がっていたそうなので、ジェンキンス氏はなるべくしてコーチになったのかもしれないですね。
ジャーメイン・ジェンキンスの新コーチとしての報酬はどのくらい?
ジャーメイン・ジェンキンス氏が大阪なおみ選手の新コーチと就任しましたが、報酬はどのくらいになるのでしょうか。
色々と調べては見ましたが、残念ながら詳細は分かりませんでした。
錦織選手がマイケル・チャンコーチに支払っていた報酬を参考にすると、マイケル・チャンコーチは1日に50万円の報酬を得ていたそうです。
ですが年中コーチが選手につきっきりではなく、大事な試合や必要な所だけに付くような契約になっているようで、1年で大体20週程度のコーチをしていました。
20週だと140日になり、1日50万円だと年間7,000万円という計算になります。
その他にマイケル・チャンコーチが同席した大会の賞金10%もコーチ料として受け取っているようなので、マイケル・チャンコーチの推定年収は軽く1億円は超えていたと思われます。
ちなみにこの大会の賞金の10%がコーチに支払われるというのはテニス界では相場のようですよ。
さて、ジャーメイン・ジェンキンス氏の報酬に戻りますが、ジェンキンス氏はマイケル・チャン氏のように現役時代に輝かしい実績は残せていません。
そしてビーナス・ウィリアムズ選手のヒッティングパートナーとしての経験ならびに実績はありますが、コーチとしての経験は今回が初めてということになります。
従って、マイケル・チャン氏のように1日50万円はあり得ないと思います。
恐らく1日20~30万円あたりではないかと推測します。
その他に大阪選手の昨年の獲得賞金は7億円超。
今年は全豪で約3億2000万円を手にしました。
昨年の7億円の10%である7,000万円はバインコーチに報酬として支払われているでしょう。
上記を考慮し、ジェンキンス氏の報酬を推測すると、マイケル・チャン氏と同じように1年間に20週(140日)大阪なおみ選手にコーチとして就くと計算し、
140 × 20/30万円 = 2,800/4,200万円
大会の賞金の10% → 7,000万円(去年と同様の結果が出せたとして)
ジェンキンス氏の報酬は1億円近く行くのではないでしょうか。
ただ、これはあくまでも推測であり、大阪選手への帯同も140日より少ないかもしれませんし、大会の賞金の率も10%以下かもしれません。
ですがジェンキンス氏にとってもコーチとしてのキャリアを開拓していく上では世界ランク1位の大阪選手に就くというのはとても良い経験になるので報酬額よりも経験やコーチというタイトル/肩書きの方が重要視されているかもしれませんね。
いずれにせよ、ジェンキンス氏が大阪選手をどのように引っ張り支えていかれるのかが楽しみですね。
大阪なおみ選手に関するこちらの記事も是非併せてご覧ください。

まとめ
ジャーメイン・ジェンキンス氏を新たに加えた「新チーム大阪」体制は3月6日開幕のBNPパリバ・オープン(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)から始動する模様です。
BNPパリバ・オープンは大阪選手にとってはかなり重要な試合になるかと思います。
まだ就任間もなく信頼関係がしっかり築けているとは言いにくいですが、ジェンキンス氏のコーチとしての力量がどれくらいなのか見る良い機会でもありますね。
大阪選手にジェンキンスコーチ、頑張って欲しいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました♪
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