世界的に有名なフランス料理の巨匠であるジョエル・ロブション(Joël Robuchon)氏が2018年8月6日に73歳で亡くなり、大きなニュースになりました。
フランスの平均寿命が82.273歳なので、かなり若くして逝かれてしまったことになります。
ジョエル・ロブション氏、世界的に有名なフランス料理のシェフというのは有名ですが、実際どのような功績を残されたのかまとめてみました。
ジョエル・ロブション氏のプロフィール
名前:Joël Robuchon
読み方:ジョエル・ロブション
生年月日:1945年4月7日
出身地:フランス・ポワチエ(France, Poitier)
死没:2018年8月6日(享年73歳)ジュネーブにて(スイス・ジュネーブにて新たにレストランを開店するためにいたようです。)
職業:シェフ(フランス料理)
ロブション氏の華やかな経歴
ロブション氏は12歳の時にカトリックの司祭になるため神学校に入り、そこで調理を手伝うにあたり自分の天職を見つけられたようです。
その後、15歳でホテル「ルレ・ド・ポワチエ(Relais de Poitier)」の見習いシェフとしてキャリアをスタートさせました。
15歳でキャリアをスタートさせるってものすごい決断力ですよね!
そして、1974年に28歳の若さでパリ17区にある「コンコルド・ラファイエットホテル(l’hôtel Concorde Lafayette)」の総料理長に就任します。
このときコンコルド・ラファイエットホテルでは90人もが厨房で働いており、28歳の若さでそれを統括していたわけですからすごいです!
1976年にはフランスの国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France:略称MOF)の資格を取得します。
この章はフランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される賞で、一番有名なのは「料理」ですが、そのほかにも製菓、パン、宝飾品、工芸品など幅広く種類があります。
この章を授与されると誇りあるトリコロールカラーの襟のコックコートの着用が認められるます。
1978年には日航開発により1976年に開業したパリ15区にある「ホテル・ニッコー・ド・パリ(Hôtel Nikko de Paris)」(現在はHôtel Novotel Paris Tour Eiffel)で総料理長を務めます。
このときにロブション氏、自身初となるミシュランガイドの星2つを獲得。
1981年に36歳で独立し、現在のジョエル・ロブションの前身となるレストラン「ジャマン(Jamin)」をパリ16区(32 rue de Longchamp, 75016 Paris)にて開店させます。
このレストランの開店翌年3月にはミシュラン1ツ星、その翌年には2ツ星を獲得。
1984年でミシュランの3ツ星を史上最短記録で獲得。
1995年には50歳で「完璧な味とサービスを求め、最高の状態で辞めたい」と、世界の料理シーンに衝撃を与え一度シェフ業からは引退します。
これもまたものすごい決断力ですよね!現役でしかも仕事が絶頂の時に辞めるわけですから。
その後、一流レストランやテレビ番組の監修・プロデュース、執筆業、若手の育成に力を注いでいましたが、2003年4月に「L’Atelier de Joel Robuchon」を六本木ヒルズに開店、翌5月にはパリの「ポンロワイヤルホテル(Hôtel Pont Royal)」に開店させ、現役復帰します。
2017年・2018年にも新しく5つのレストランを開店させる予定だったようです。
ちなみに2018年4月の時点では世界11カ国に27件のジョエル・ロブション・ブランドの飲食店が展開されているようです。
ロブション氏の星の数
ロブション氏が初めて星を獲得したのは上記の通りHôtel Nikkoにて。
その後、独立して開店させたレストランでも連続して星を獲得し、ミシュランの3ツ星を史上最短記録で獲得するという偉業を成し遂げます。
ロブション氏、なんとミシュランガイドでは一時、史上最多の星32個を獲得し、死去時も24個の星を保持していました。
3つ星取るだけでも大変なのに、24ってものすごい数ですよね!
ロブション氏の代表料理
ロブション氏の代表料理といえばやはり「じゃがいものピュレ」ではないでしょうか。
Ratte de Touquet(ラット・ド・トゥケ)を使用したプュレで1キロのジャガイモに対し、250gのバターと25clの牛乳を使用しジャガイモのピュレを作るようです。
その他にロブション氏を成功へと導いた料理は、キャビアとカリフラワーのポタージュ、そしてフォアグラとトリュフのマカロニグラタン等があげられるようです。

出典:Wikipedia
まとめ
若くしてシェフという天職を見つけ、料理の世界に入り、ものすごい功績を積み上げてこられた方が逝かれ、大変惜しい人を亡くしましたね。
今まで料理を通じ、世界的に多大なる貢献をされてきた分、天国で安らかにお休みになられていることを祈るばかりですね。
最後に、ジョエル・ロブション氏のご冥福をお祈りしています。
最後までお読み頂きありがとうございます♬
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