9月27日(木)にテレビ東京で放送される「カンブリア宮殿」において、 『フランスパンの伝道師!日本の食卓に起こした革命と新挑戦!』と題し、ブーランジェリー・エリック・カイザー・ジャポンの代表取締役、木村周一郎氏が出演します。
実はこの木村氏、あんパンで有名な「木村屋」の御曹司なのですが、家業の「木村屋」は継がず本場フランスでも超有名なエリック・カイザー氏のもとでパンの修行をします。
そして日本でブーランジェリー(パン屋)「エリックカイザー」を展開させ、今では全国に30店舗。
その上、海外にまで店舗を有する人気チェーンに育てあげました。
そんな木村氏とはどういう人でどういった経歴の持ち主なのか。
木村氏の親・奥さん・子供や弟さんについても調べてみました。
目次/Contents
木村周一郎氏のプロフィール

出典:http://maisonkayser.co.jp
名前:木村周一郎(きむら・しゅういちろう)
生年月日:1969年4月1日
出身地:東京都
学歴:慶應義塾大学法学部法律学科卒
職業:パン職人/経営者(ブーランジェリーエリックカイザージャポン社代表取締役)
趣味:サーフィン、スキー
前述の通り木村さんは木村屋總本店の御曹司。
木村屋の6代目社長だった父親の木村周生氏の長男として誕生します。
母方は、京橋の弁護士さん一家だったそうですので、双方とも由緒ある一族の下に生まれたのですね。
そんな木村周一郎氏、幼稚舎から大学まで慶応に通った生粋の「慶応ボーイ」です。
大学在学中は競技スキーに明け暮れ、1年のうち100日以上はスキーに費やしていたようです。
夏の合宿はヨーロッパのアルプス氷河まで行き、毎年100万円以上はスキーにお金をかけていたとか。
その上スキーの道具も競技種目ごとに毎年買い替えていたそうですので、かなりの出費ですよね?!
普通の家庭ではまかなえません。
そこはさすが「木村屋」御曹司!
木村氏の職歴
大学卒業後は家業を継ぐ予定であっても社会経験を積むために、別の会社に就職するケースが多く、木村氏もその類だったようです。
当時はバブル期でもあり、人気の高かった金融機関、千代田生命保険(現:ジブラルタ生命)に入社し、そこで6年間勤務します。
そして27歳の時に父親から「そろそろパン作りの修業をしてはどうか」と言われ、将来の跡継ぎも意識し退社を決意します。
退職後は米国の国立製パン研究所で基礎からパン作りを学ぶなど、2年半をアメリカで過ごした後、フランスへ渡仏。
パリの専門学校INBPフランス国立製パン学校でパン作りの指導にあたっていたエリック・カイザー氏に師事し、パリの「エリックカイザー」で修業を積みます。
「エリックカイザー」はフランスでも超有名でパリ市内だけでも21店舗展開しています。
お店にあるのは大体7割がバゲットなど伝統的なパンなので、木村氏はカイザーで修業中、どっぷりフランスのパン作りに浸れたのではないでしょうか。
そして2000年帰国し、師匠であるエリック・カイザー氏と共同出資で「エリックカイザージャポン」を設立させます。
翌2001年に国内1号店・高輪本店をオープンした当初は1日100本バゲットを焼いても10本ほどしか売れなかったそうですが、現在は国内直営店26店舗、そして2013年の時点で海外4店舗を展開しています。

出典:Boulangerie Eric Kayser Japon Inc.
こちらが「エリックカイザージャポン」のホームページになります。
2016年で年商40億円もあったそうですから木村氏はパン作りのみなならず、経営にも長けている証拠ですね!
さすが「木村屋總本店」創業者や歴代社長の血を引いているだけあります。
木村氏の親はどういった人だったの?
前述の通り、木村さんの父親は木村屋の6代目社長だった父親の木村周生氏、母親は名前は出てきませんでしたが京橋の弁護士さん一家の娘さんでした。
そして住まいは神楽坂近くにあり、小学生が野球を出来るくらいの庭がある程の家だったそうですよ。
そんな御曹司の木村氏ですが、ご両親の教育が結構独特でした。
我々がイメージする御曹司の通り、ご両親は早くから本物に触れさせようと、外食する際は銀座や日本橋の一流店に通って美食三昧だったそうです。
ですがそれ以外は生活は以外にも質素で、自家用車は国産車のみ。
その理由を木村氏は以下のように語っています:
『外車に乗るな』と言われてきました。
われわれの商売は100円、200円の商品を扱っているのだから、もし数千万円もするような高級外車を乗り回していたら、お客さんや従業員はどう思うかというわけです。
車に限らず、ふだんの生活は質素にしなさいと幼いときから言われて育ちました。
小学校のときは小遣いもありませんでしたから。
そうしたご両親の教えは木村氏が高校生時代、別の形であらわれます。
夏休みに入って起きると枕元に北海道行きの片道航空券が枕元に置いてあり、毎年知り合いの北海道の牧場で働くことになっていたようです。
「帰りの旅費は自分で稼いだお金でまかなって帰ってこい」ということだったそうです。
牧場では朝6時から牛の糞の掻き出し、牧草の積み上げ、放牧した牛の追い込みなど、かなりの重労働をしていたようです。
このように幼い頃から本物を食べて舌が鍛えられた同時に重労働をしてきたからこそ身体も鍛えられてカイザーでの過酷な修業に耐えられたのだと思います。
なんでも今はだいぶ変わったそうですが、カイザー氏の店はフランス中のパン職人が
あそこだけはやめておいた方がいい
と、噂し合うほど、きつい職場で知られていたようです。
牧場での経験があったからこそ、そういったきつい職場で木村氏は成功しカイザー氏に認められたのだと考えます。
今となってはご両親に感謝しているのではないでしょうか。
木村氏の奥さんや子供は?
木村氏のプライベートについて少し調べてみたところ、2008年にご結婚されているようです。
May 26, 2008
木村周一郎さんのウェディングパーティ
メゾンカイザー 木村周一郎さんの結婚式二次会に出席しました。
美しいお嫁さんと、祝福に訪れた大勢の友達に
囲まれている木村さん、幸せいっぱいの笑顔でした。
素敵なお二人の写真も公開したいところですが
ご本人にお贈りすることにします。
左から、エリック・カイザーさん、木村さん、ローランさん、清水、Tさん。
楽しく歓談中。
木村さん、お幸せに!
参照:favoriteworks.air-nifty.com
奥さんの画像を探してみたのですが、残念ながら見つけられませんでした。
ご結婚されたままでしたら、結婚10周年になります。
実際のところ、お子さんもいるのかは分かりませんでしたが、ご結婚されて10年でしたら居てもおかしくありません。
居らっしゃった場合、お子様にはどういった教育をされているのでしょうね。
木村氏の弟も実は企業しています!
木村周一郎氏は木村屋の6代目社長の長男ですが、弟さんもいらっしゃいます。
弟さんのお名前は木村寛さんと言い、実はこの方も木村屋は継がずに自身の会社を設立されています。
『株式会社パット』という会社名で、「パンオトラディショナル(Pain au Traditionnel)」というパン屋さんを経営されています。
平成21年に設立されたようで、現在は全国に6店舗展開されています。
「パンオトラディショナル(Pain au Traditionnel)」のホームページはこちらからどうぞ!
ご兄弟で親と同じ業界でパン屋さんを設立し営んでいるって、なんか素晴らしいですね。
良き理解者であり良きライバルとなっているのではないでしょうか。
木村周一郎氏がなぜ「木村屋」を継がず、カイザーを設立したのかをまとめた記事も是非ご覧ください!

そしてエリック・カイザー氏のプロフィールについてまとめた記事はこちらになります。



まとめ
木村周一郎氏のプロフィール、経歴そしてご家族についてまとめてみました。
残念ながら奥さんやお子さんのことは分かりませんでしたが、「カンブリア宮殿」にて少しわかるかもしれませんね。
木村屋の御曹司でありながらも自分で社会経験やパン作りの修業をし、経営者としても成功を収められているところが凄いと思います。
「カンブリア宮殿」では何を語り、これからどのように日本の家庭や食文化にフランスパンを広げていかれるのかも楽しみですね。
最後までお読み頂きありがとうございます♫
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